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文部科学省/課題解決型高度医療人材養成プログラム事業

演習プログラム

一般的な在宅療養支援および
「がん」「難病」「重症児」在宅の3領域に対応できる
実践力を修得する

信州大学医学部附属病院 看護部の専門コース等で開講される研修を、e-learning教材と必要時スクーリングにて受講します。
口腔ケアや褥瘡予防など、在宅療養に必要な生活援助に加えて、がん・難病・重症児在宅医療の3領域に特化した、チーム医療の視点を含めた高度な専門的知識や技術の修得を目指します。
また、災害と在宅医療について考える科目を配置すると共に、地域連絡ノート(仮称)を作成し、患者家族-医療者間の連絡が途切れることなく行えるようなシステムの作成を行います。

カリキュラム

【以下の科目の中から必修コースを含め計156時間以上の取得】

【必修コース】
課題抽出と
実践・評価法
PDCAサイクルに則り、所属する施設の退院支援もしくは在宅療養支援について、現状の問題や課題を抽出すると共に、リーダーとして現状の見直しや新たな取り組みの計画を立て、実施、評価する一連の過程を通して、必要な知識や技術、態度を修得する。最終的には、本事業受講で得た成果のプロセスとその成果について発表・共有する能力を修得する。さらに受講後の個々の、あるいは有機的なネットワーク構築に向けての活動の方向性を見出す。
退院支援
コース
高齢化社会に向けて、地域包括ケアの構築が求められる中、地域も含め、多職種と連携しながら、患者・家族の医師決定を支えられる医療者が求められる。退院支援の概論を理解し、その中で看護師の役割は何かを学ぶ。
在宅療養支援
システムコース
地域包括ケアシステム構築に向けて、医療と介護の連携推進は重要課題である。病院から退院し、住み慣れた地域で安心した生活が送れるためには、医療から生活への転換を図ることが必要とされる。また、安心な在宅療養を継続するためには多職種連携、協働が求められる。本授業では、病院と在宅・地域との看護職間の連携上の課題、また在宅支援に関わる多職種間の連携上の課題を見出し、よりよい連携に繋がる相互理解や情報交換、共有の在り方、ネットワークの構築に向けて、目指すべき方向性を見出すことを目的とする。
災害と在宅医療 災害看護に関する基礎知識を講義によって学び、演習により在宅看護の場で災害に対応できる能力を高める。
難病ケアコース 在宅支援に係る看護婦が、難病看護の専門的知識を持ち、難病患者への直接的知識を持ち、難病患者への直接的ケアと、患者家族への長期的に安全な療養生活を提供できるための知識・技術を学ぶ。さらに、患者家族への医療サービス提供に包括性と連続性を持たせることができるように、保健医療福祉の支援ネットワークの核となる在宅療養支援リーダーとして活動するための知識・技術を習得することを目的とする。
がん治療・看護
コース
がんの最新治療と基本的ながん看護の知識をおさえた上で、在宅療養移行期から在宅療養中の事例を通したグループワークを行い、患者・家族の思いを共有し、その中から問題解決の手がかりを模索する。
家族看護 入院中は家族について、患者ケアにおける「背景としての家族」や、介護指導を行う対象として「資源としての家族」と捉えることが多い。しかし在宅療養支援においては「家族全体が対象者」と捉えることが重要となる。そこで、本科目では、家族全体をどう捉えるのか、その方法・ポイントを学び、在宅療養における家族の問題と自立や安定に向けた支援の在り方を考える。また、家族による介護が行われる場合の、介護力のアセスメント方法を学び、介護負担の軽減と療養者の自立や安定をもたらし、介護力を高めるための在宅療養指導や退院指導に関する知識や技術について考える。
重症児在宅医療
コース
全国及び長野県の重症児の現状や課題、重症児を支援する体制を理解し、重症児の成長・発達、ライフステージや家族の状況を見通した支援について事例を通して検討する。
【選択必修コース】
認知症看護
コース
在宅療養の場において、認知症高齢者は増加し続け、介護家族を含めて、多職種で全人的に支援していくことが求められている。本科目では、認知症の人と家族のアセスメントや看護実践の基本となる認知症の病態と治療、および在宅での生活を支える看護・社会資源について学ぶ。さらに、認知症の人との関わりで重要となる「体験世界」の理解の実践的学習を通して、認知症の人に対する自身の傾向を明確化するとともに、認知症の人がその人らしく生活していけるための家族を含めた看護の役割について考えることに焦点を当てている。
エンドオブライフケア がん、慢性疾患や難病の終末像など多様な臨床、在宅現場における生と死について考え、子どもから高齢者に至るあらゆる発達課題にある人のエンドオブライフ、すなわち人生の終末期・晩年期を包括的に捉えた看護の在り方を学ぶ。看護職がエンドオブライフの専門的知識を持ち、患者家族への直接的ケアと、患者家族のQOLに即した療養生活を支援できるための知識・技術を学ぶ。さらに、患者家族への医療サービス提供に包括性と連続性を持たせることができるように、保健医療福祉の支援ネットワークの核となる在宅療養支援リーダーとして活動するための在り方を学ぶ。
感染管理コース 感染管理の基礎及び感染管理技術を学ぶ。在宅療養における感染管理の課題を明らかにし、現状にそった感染管理の実施方法を学ぶ。在宅療養(施設)における処置、ケアの場面での患者家族、介護スタッフへ指導が可能な感染管理の視点に立った指導方法を学ぶ。感染管理の視点で患者家族、介護スタッフへの指導方法をまとめる。
フィジカル
アセスメント
(呼吸・救急)
病院では迅速に画像検査や血液検査ができ、多くの情報から患者の状態を把握し治療ができる。しかし在宅においては医療機器や検査はできず、限られた情報から正確な判断が必要である。フィジカルアセスメント能力向上から的確な看護判断や対応ができる事を目標とした研修内容とした。
看護技術、
摂食・嚥下障害看護
コース
在院日数が短縮し、医療処置を継続したまま在宅に戻ることや、様々な医療機器を本人や家族や訪問看護師が管理するケースが増えている。医療機器をつけていても安全・安心に在宅で暮らせるように、医療機器の基本的な取り扱いを学ぶと共に、災害時も含めて在宅で起こりうる医療機器トラブルを推測し対応策について考える。摂食嚥下障害についての知識・技術を学び、対象の嚥下機能に合った栄養方法・食事形態の選択、食事介助の方法の工夫や「食べたい」思いに応えるためのケアについて考える。
褥瘡ケア
コース
在宅療養では活動性が低く褥瘡発生リスクがある方も多い。褥瘡のリスクアセスメントをもとに適切な褥瘡予防ケアを実践し、指導的役割を果たすことが必要である。褥瘡の基本知識と褥瘡予防や処置に関するアセスメント・評価するスキルを習得する。さらに医療チームとして統一したケアを提供するために、多職種で構成されるチーム内におけるリーダーとしての役割を学ぶプログラムとする。
糖尿病看護
コース
在宅療養患者には、糖尿病を主傷病名とする患者は少ないものの、糖尿病を併せもつ患者は多く、生活の中でいかにセルフケアが継続できるか、その支援が重要である。本コースでは、最新の糖尿病治療の知識と、在宅療養支援に必要な看護技術を学ぶ。また、スクーリングでは、講義と演習を通して、糖尿病を併せもつ患者と家族の在宅療養支援に必要なアセスメントと地域連携、看護援助について学ぶ。
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